令和2年度 会長所信

令和2年度 基本方針

2020年。平成から令和の新時代に変わり1年が経とうとしている中、日本社会においても多様な価値観が求められるようになり、それに関連したコンプライアンス意識の改革が求められています。 日本語では従前より法令遵守と解されていましたが、仕事観・家族観・道徳観といった人の心に直接訴えかける社会的倫理の部分が重要視される傾向にあります。 大企業においては当然にこのような流れに即していますが、我々中小企業において充分な対応がとられているのか甚だ疑問であり、また柏YEGでも同様であると考えます。 素晴らしい仲間をつくるためにも、そして仲間でつくりあげる組織をまもるためにもこの価値観は肝要であり、今年度の喫緊の課題とします。 また新しい価値観というところで、前年度には従来の柏YEGでは行われていなかった様々な取り組みがなされました。 中期ビジョン「ACTIVE KASHIWA」の柱となる政策提言活動。凄まじい勢いで進化するテクノロジーに対するリテラシー醸成。ノブレスオブリージュという精神論の導入。オリンピックイヤーを前にしたスポーツ振興。その全てが柏YEGに新たな風を吹かせ、個々の素養を高めることができたことは言うにも及ばず、多くの新たな仲間の入会にも寄与したと考えます。 1度だけではもったいない。せっかくなので今年度もこれらの取り組みを可能な限り引き継ぐ考えであり、また変わりゆく新たな価値観へ対応するための資質の向上をすすめていきたいと思います。 とはいえYEGの本質はそこだけに非ず。 41年間続いてきた組織の根幹たるものが、毎月お経のように唱えている網領と指針に盛り込まれています。 それにも関わらず、これらを熟知し、その意味を説くことができるものがどれだけいるでしょうか。 YEGに入会する経緯や目的は人それぞれだと思います。 経営者として学ぶため、柏のまちをよりよくするため、仕事に活かすための人脈や飲み友達をつくるため、等々。 これらの目的からするとそんな根幹を読み解くこと自体、少しズレていると違和感を覚えるかも知れません。 しかしながら、入会間もない会員が大半になってきた今だからこそ、改めて各々が組織の根幹を学ぶべきでありそこに成長するチャンスを見出すことができると信じております。 経営者として、柏YEG会員として、また立ち返って人として、資質を向上・変革する。 それを通じてより一層親密な仲間が生まれ、組織の力が増大する。 そんな1年を望んでおります。 会長 小林俊充

スローガン

たち―かえる

活動方針

  1. コンプライアンスを重視した確固たる組織づくり
  2. 新しさだけにとらわれない価値観の学びづくり
  3. ここでしかできない素晴らしい仲間づくり