第39代会長 近藤 修平
平成29年度 基本方針
先に行われた米国大統領選により、世界はどのように変化して行くのか、またそれに伴い日本は、日米安全保障条約や環太平洋連携協定の見直しなどを余儀なくされる事が考えられ、今後も先行き不安な状態が懸念されています。中国をはじめ近隣諸外国との力関係も変わりつつ、天然資源に恵まれぬ我が国は、常に原油価格など世界の動向に左右される日々でもあります。
国内を見れば、これから本格的にはじまる、超少子高齢化問題。さらには年金や社会保障、残業問題と私たち経営者にとって、決して耳触りの良いとは言えぬ報道のなか「こうなったのは自分たちの責任ではない」「いつか誰かが何とかしてくれる」と誰かに責任を押し付け、考えるのをやめてしまったかの様にも受け取れます。
しかし、本当にこのままで良いのでしょうか。
戦後、目覚しい発展を遂げた我が国は、その時代一人一人がリーダーとなり、しっかりとした夢を持ち、幾つもの困難を乗り越えたからこそ、世界に肩を並べる国へと押し上げたのではないでしょうか。
今、私たちに突き付けられた本当の問題は、目先だけを見て、真剣に考えるのをやめてしまった事ではないでしょうか。国を挙げて教育に取り組む近隣国を尻目に、ゆとり教育などに責任を転嫁し、子どもたちに「夢を持つことの大切さ」を伝えられなくなったからでは、ないのでしょうか。
商工会議所青年部の目的は、今はまだ若く未熟な経営者一人一人を、何度失敗しても立ち上がり熱い夢を持って、家族・社員・社員の家族・地域を幸せにするリーダーに育てる事です。青年部での事業を成功させる事だけが目的ではなく、その事業を成功させる為にどれだけの人と出会い、共に考え、共に笑い、共に泣き、共に学ぶ事によって人間関係を築き、様々な経験をする事が大切です。そして、青年部で培った経験や人脈を糧に、自企業や地域を発展させる、しっかりとした意見(提言)を持つリーダーを育てる事です。
そこで今年度、柏YEGでは一期一会の出会いを「縁」と捉え、多岐に渡る交流を行います。これまでにOB・OGの方々が築き上げてきた、柏YEGというエンブレムを最大限に生かし、地域・行政・近隣諸団体との合同例会や事業を行うことで、信頼できる仲間をつくり「こんな時代だからこそ面白い」「この時代の責任は、私たちが取る」と熱い気持ちで語れる、経営者育成を目指します。
翌年には創立40周年記念も控え、柏YEG悲願のYEG全国サッカー大会も開催されます。この大会は柏YEGメンバーだけでなく、様々な方から支援され勝ち取ったものでもあり、この大事業の成功へ向けて、今年度は準備やPR活動、更なる地域との連携にも力を入れて行きます。
様々な想いを描いて入会してきたメンバーが、積極果敢にチャレンジし多くの「気付き」を得る事で「夢を持つことの大切さ」を学び、私たち経営者が「次世代を担う子ども達の憧れの存在(リーダー)」になれる様、取り組んでまいります。
スローガン
縁〜新たな出会いを求め一歩前へ〜
活動方針
- 次代を担う、熱い気持ちを持ったリーダーの育成
- 想いを持って積極果敢にチャレンジする委員会活動
- 柏YEG創立40周年記念事業を見据えた組織作り
- 2018YEG全国サッカー大会柏大会の準備・PR活動
- 柏マラソン2017の共同開催
- 積極的なオブザーバー参加の声掛け