第36代会長 井畑 和士
平成26年度 基本方針
長期にわたるデフレ経済が続く中、現政権が進めるアベノミクス効果に合わせてオリンピック招致も成功し、景気回復に明るい兆しが見えてまいりました。しかし実体経済としてその効果を実感するまでには至らず、まだ予断を許さない状況となっています。さらには、少子高齢化に伴う社会保障制度改革と消費増税やTPP、エネルギー問題、近隣国との外交など、多くの政策課題を抱えております。特に消費税は4月より8%に引き上げられ、駆け込み需要は高まるものの反動による景気後退も予測されており、我々中小企業にとっては依然厳しい状況下にあります。このような厳しい経済状況の中で、我々はすべての行動において目的を明確に認識し、しっかりとした足取りで着実に歩を進めていくことが必要だと考えます。そしてYEGという組織も同様に、地域を支える青年経済人として成長するという目的を果たすための場として機能しなければなりません。
近年の積極的な会員増強により、昨年度柏YEGは会員数100名を超えました。今後はこの人数ならではの新たな例会や事業にチャレンジすることができます。しかしその反面、在席年数の短い会員が約半数を占め、増進する状況にあります。これを踏まえ40周年へ向け新たな一歩を踏み出す今、柏YEGとしての目的を再認識し、これまで以上に我々の資質や組織力を高めることが必要であると考え、『GEN「源・現・厳」』をテーマとさせて頂きました。このテーマのもと、YEG活動及び組織において、その源となる目的や原理原則をしっかり再認識し、現況に基づく判断をし、妥協せず厳しく行動していくことで、個人の成長そして柏YEGという組織自体の更なる成長を目指し、その活動が魅力的なものとなるようにしてまいります。
我々の目的は、「自企業の発展のため経営者として人格や教養を高めること」、「事業基盤となる地域経済の活性化へ貢献すること」、「親睦や交流を通じた会員相互の啓発」の3つに分けられます。例年これらの目的のために様々な例会や事業を行っています。行政や諸団体と協働したまちづくりの一環となる事業も様々な形で継続され、その規模も大きなものとなりつつあります。そして様々な成長を望んで入会してくる多くの新入会員の期待に応える存在にもならなくてはなりません。その例会や事業の内容をより充実させ、人を惹きつける魅力あるものにする為にも、活動の源となる柏YEGという組織自体の成長は欠かせないものだと考えます。
「何をやるか」ということはもちろん重要ですが、今年度は「何のために」(目的)と「どうなるか」(効果・結果)という基本を明確にしつつ、チャレンジする精神を忘れずに、実りある例会や事業を実施します。そしてこれからのYEG活動がより魅力的なものとなるよう、その実施に至るまでの委員会や役員会運営においても、会員がそれぞれの職務を意識した活動ができるように努めてまいります。その責務を果たすことが個人の成長となり、参画意識の向上に繋がり、柏YEGの成長になると確信しています。
スローガン
GEN「源・現・厳」〜魅力あるYEG活動の為に〜
活動方針
- 人が集まるYEGづくり
- 人を惹きつける経営者づくり
- 人と繋がるまちづくり
- 職務を意識した活発な委員会活動
- 例会出席率90%
- 会員数120名達成