第40代会長 山本 昭彦
平成30年度 基本方針
近年、IoTやAI・ビッグデータは圧倒的なスピードで進化を遂げています。これらの技術は、自動運転技術やマーケティング領域での活用だけでなく、企業の生産現場における多品種少量生産の実現など、あらゆる分野で実用化され始めています。再帰的な学習を行う人工知能が人間の能力を超える時は近い将来に現実のものになり、第四次産業革命により産業構造の転換は加速し、グローバル競争が一層激しさを増す中、企業の競争環境は大きく変わりつつあります。
この激動時代を生きる皆さんは現在の仕事や柏の現状を考えるとき、季節に例えるのであればどの季節を連想するでしょうか。生命溢れ伸びる兆しを感じる春でしょうか。沢山のエネルギーを懸命に浴び成長する夏でしょうか。これまでの成果が実り収穫を楽しむ秋でしょうか。厳しくも耐え忍び体力をつける冬でしょうか。どれもが、人それぞれの主観・環境により感じるところは様々だと思います。しかし、当然のことで季節は廻ります。負荷なく過ごしやすい環境だけでは本当に美味しい作物は育たないように、若輩者である私たち青年部は目先の利益だけではなく、地域社会の健全な発展を担う次代への先導者と成るべく、自らを厳しい環境に置き、耐える力・貫徹する力を身につけなければなりません。
地球には23.4度の地軸の傾きがあり、この日本に豊かな四季をもたらしています。例えるのであれば「努力」とは、この地軸を人よりさらに1度傾け、より厳しい環境を己に課すことであり、その環境こそが正にこの「YEG」に身を置き、沢山の仲間と出会い、夢を語り、刺激し合うことだと自負いたします。
本年度、柏YEGは創立40周年という大きな節目の年を迎えます。これまでの歴史を築き上げてきた先輩方も、真剣に地域の経済発展を目指し、地域を興すための様々活動や研修を通じて会員同士研鑽し合い、経営能力を高めてこられました。この襷を受け継ぎ次代へ渡していく我々は時代に即した新しい文化の創造に向かってチャレンジしていかなくてはなりません。現メンバーに問います。私たちは真剣に全霊をもってYEG活動に取り組み、メンバー相互に啓発し、地域経済発展の一翼と成れているでしょうか。活動からインプットされた知識・経験を企業経営にアウトプットできているでしょうか。
まさに今年度は「商工会議所青年部 第16回全国サッカー大会 ちば柏大会」を開催する年であります。メンバーが一丸となり成功に収めることは然ることながら、現在に至るまでの活動から得た学びを活かさなければなりません。私たちは夢を描き行動する勇気を手に入れ、夢を掴み実現する縁を育みつつあります。それを通じて得た学びを余す事なく企業経営に活かすことが必要であります。
記念すべき大切な年でありながらも一方でそれはただの通過点でしかなく、柏YEGの活動に終わりはありません。今も昔も変わらぬ積極的な行動を起こす事こそが真の襷であります。我々が向かう次の10年、さらにその先を明確に打ち出し、柏YEGの確立を目指し、これからも会員皆が実り多き経験を積み、地域経済の発展の一翼を担い続けるために私たちは自信と誇りを創り上げ常に前進します。
スローガン
BEYOND THE YEG〜未来を見据え 果敢に道を切り拓け!〜
活動方針
- 40周年記念式典の開催
- 商工会議所青年部 第16回全国サッカー大会 ちば柏大会開催
- 広域に渡る研修及び交流事業の実施
- 未来への飛躍を実現するリーダー育成
- 会員増強
- 2018柏リレーマラソンへの協力