講師にFSGマネジメント株式会社の藤田耕司氏をお招きした講演が開催されました。
テーマは「明日からすぐ活用できる脳科学と心理学」です。
講師の藤田氏によると、脳のトレーニングによって効果的な学力向上、心理学を勉強してコミュニケーション能力向上させることが可能で、例えば、お客様の心理状態を把握して商品を買いたい状態にさせると効果的であるとのことです。
その脳の基本的な構造の勉強から始まりました。
中でも、大きく分けると大脳新皮質と大脳辺縁系の二種類に分類され、前者が発達している場合は理性秩序がありみんなと仲良くできるそうです。一方後者が発達している場合は自己中心的なタイプで歯止めがきかないタイプのようです。
また、脳は1回快楽を覚えるとそれをおいかえる習性があり、お金やギャンブルを覚えるとはまってしまいやすいのはその為です。これは悪い例で、仕事での場合でもこれはあてはまります。仕事での成功も快楽です。その快楽を覚えればほっとおけばずっと続けていくそうです。うまくいった時は、間をおかずに1分以内に褒めてあげると効果的であるとのことです。
その他、記憶力の向上には細かく反復練習をつづけるとよいことや、誰かに教えることを前提に学ぶと深く理解しようとし、集中力も高くなる(ユダヤ式学習法)も学びました。
最後に男と女の脳の違いの講義がありました。右脳と左脳をつなぐ橋の役割を果たす、脳梁は女性は男性よりも1.3倍太いので、男女の脳は別物であるといってもいいそうです。
人類の歴史から見た男女の脳でいうと、昔、男は狩りにでかけ獲物を獲ってくるのが仕事でその中から闘争本能が備わり、命がけで獲物を獲って持ち帰り、皆から賞賛を得ることが最高の幸せという習性でした。なので、お金や地位、名誉に価値を感じ縦の序列と自由を大事にしようとする。ほぼ、左脳だけで会話をする。理論立てて必要事項のみを話そうとする。会話に求めるのは用件と解決策、結論。一方、女は集落の中で、家を守り子供を育てることが仕事。夫が死んでも食べ物を分けてもらえるように、集落で密な人間関係を作ることが死活問題だった。横の人間関係を作り、一体感を感じることに安心感を覚える。そんな不安な自分を強く守ってくれる存在から愛されることが最高の幸せである。
まとめると、男は強くあろうとし、賞賛と自由を求めるプライドの高い生き物。女に美しさと男をたてることを求める。女は美しあろうとし、安らぎと愛を求める生き物。男に自分を守ってくれる強さと愛の言葉を求める。
以上の事を念頭において相手に接し行動することによって効果的に物事をすすめることができるのはではないかと思います。すぐにマスターすることは難しいですが、普段の生活、仕事の中で意識しながら行っていければ、人間関係や売上増等に効果的であると学んだ事業でした。