3月事業に引き続いて、今度は3月例会です。同じく講師の藤田氏による「人間を動かす自己重要感について学ぼう」が開催されました。
本例会のメインテーマは、「人間対人間の信頼関係を築く」です。ビジネスにおいて、売り手対買い手、上司対部下という相対する関係を人間対人間というフラットな関係にシフトされるかが大事であるということです。例えば、商売をする上で、初めて会ったお客様にいきなり商品の話から入ると、たいていの場合は敬遠され今後もそうなってしまいがちですが、信頼関係を築くことから始めれていき、関係ができればうまくいくといったところでしょうか。
タイトルにあった自己重要感とは、自分が社会において価値のある存在だと他人から認められたい。自分が社会において価値のある存在だと自分自身もそう感じたい。ということです。人間はその自己重要感を満たしてくれる相手に対して、信頼感を覚えます。また、相手の自己重要感を満たすには、挨拶をする、笑顔で接する、相手のことを覚える、相手に関心を持つ、謙虚な態度、発言を肯定する、相手のことを褒める、相手の話を聴く、相手に共感する。といったことです。
自己重要感が満たされると心の扉がOPENになる。相手の心の扉をOPENにしてから、意見や提案、指示を行うこと。心の扉が閉じた状態での意見や提案、指示は相手の心に届きません。
聞き上手になるための4つの聞き方も講義されました。
相手の言葉をさえぎらない、自分の心を相手の心に同調、シンクロさせる、大事な点は要約して聞き返す、姿勢、正面を向いて聞く、このことを意識して話を聴いてくれる人だという印象を持ってもらうことが重要です。
相手が話したいこと、将来の夢や自慢したいこと、過去の栄光等、よくぞきいてくれたという質問を投げかけると効果的で、そういった質問を予め準備しておくとよいです。
以上の講義を聞いた中で実践する機会、ディスカッションが行われました。その内容は、
お客様が会社の経営者で55歳の男性の場合、「よくぞ聞いてくれた!」という質問にはどのような質問がありますか?
お客様が会社の経営者でお子さまがいる35歳の女性の場合、「よくぞ聞いてくれた!」という質問にはどのような質問がありますか?
前者は会社を長く続けるコツ、会社の儲け話や調子、部下からどんな時褒められか、会社設立時の話が出ました。後者は仕事と子育ての両立の方法、自分だけの時間とれるかどうかといった話が出ました。
本例会の講義を聞いてまずは信頼関係をつくり始めることの重要性、その為に自己重要感を意識すること、その為に意識して引き出しを持っておくと効果的でありますね。本例会はその直前の事業と連続しての藤田氏の講演でしたが、意識が変わるといいますかもっと講義を聞いて勉強して成長に繋げいきたいと感じさせるもので、参加した会員からも好評な例会でした。
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